2013年10月21日

映画「二郎は鮨の夢を見る」

世界のドキュメンタリー映画を取り上げる第3回浦和映画祭へ。

そこで観た「二郎は鮨の夢を見る」は素晴らしかった。

ミシュランガイド3つ星シェフで最高齢85歳現役ギネスの男。

「すきやばし次郎」店主小野二郎氏を追った映画。

一切の妥協なく常に高みを目指すその生き方は凄い。

心を掴まれた作品です。


己に厳しくその日々が作りあげた哲学。

それに惹きつけられる。


彼は毎日ゝ同じことを徹底して繰り返す。

乗る電車の車両や場所さえ同じ。


その生活が馴染んでいるので長い休みが苦手なのだという。

早くにぎりたいと思うそうで。


鮨に捧げてきた人生。

寝ていて夢でアイデアが閃くのはタイトルの由来。

それ程までに全てを捧げて今が一番楽しいと。


二郎氏には息子が二人。

長男は本店の「すきやばし次郎」でいつ自身に代わっても

やっていける程の力の持ち主。


次男はもう一つの店を任せられ、

長男に劣らぬ力。


厳しく育てられ、

二人は高校卒業と同時に鮨職人の道へ。

父を心から尊敬する。


店のメニューはにぎりのコースのみ。

それはコンチェルトのようにストーリーがあり、

3部構成で仕上げられている。


完全予約制で価格は3万円から。

テンポよくネタがにぎられ時間にすると15分程で食べ終わってしまう。


それに対してのこの価格設定。

他に類を見ない。


それにかなうだけの質と評価。

ネタ、シャリ、それを扱う技術とセンス。

丁寧かつ安定し超一流。


デヴィッド・ゲルブ監督2011年公開のアメリカ映画。

原題は「Jiro Dreams of Sushi」


本人および息子や店のメンバーを追いインタビューも豊富。

加えて料理評論家の山本益博氏のコメントも随所に差し込まれ構成される。


81分と短いが「金言」が散りばめられ見応え十分。

「やりたいことが見つかったらそれに惚れて惚れて一生懸命やる」

二郎氏の言葉が今も響く。


「生き方の指南」をしてくれる作品。





Jiro dreams of sushi.JPG





posted by tetsu at 23:00| Comment(0) | 映画
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