2013年07月27日

「砲台・要塞」体験リポ&写真

要塞とか砲台とか聞くと如何です?

アンテナが反応する皆さんはご興味あると思われる

「観音崎砲台ガイドツアー

〜秘密のベールに包まれた明治の要塞〜」に参加。

東京湾要塞研究家の佐藤先生のガイドで約4時間半。

観音崎に築かれた砲台等の座学と探索。

このツアー魅力満載です!


daiichihodai.JPG
第一砲台跡 弾薬をリフトアップし運ぶトンネル



観音崎は明治〜大正〜昭和と、

東京湾防備を担った要の地。


それは観音崎〜富津岬の間に砲台を築き、

東京湾への外国戦艦の侵入阻止という、

大きな目的の下に。




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第二砲台跡



多くの砲台が築かれた理由は、

当時の大砲は飛距離が短く、

よって東京湾の入り口全体を、

大砲の届く距離としてカバーするためには、

各所に設置しデッドゾーンを作らないようにという

工夫が必要だったため。




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第三砲台跡 弾薬をリフトアップする所



約1時間の座学では、

そういった歴史的背景や大砲について学び、


その後の探索では、

観音崎公園内に残る砲台跡や弾薬庫といった遺構を、

10ヵ所巡りました。




idocyu.JPG
山中を移動



午前11時から座学が始まり前知識を得た後に、

実はお弁当タイムがありまして。

これがまた楽しいんですね〜


昼食希望者は事前申し込みで食べられるというシステムで、

20人程の参加者ほぼ全員が申し込んでおり、

皆さんと初対面ではあるものの、

大砲や要塞はもちろんのこと、

色々な話に花が咲いたのです。




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弾薬運搬路と思われる通路



昼食から暫しの休憩を取り探索へ出発。

山歩きはゆっくりではあるものの、

総距離にすると結構なもので、

蒸し暑さに汗をかきながら約3時間半の行程。




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弾薬運搬路と思われる通路2



その昔に大砲が設定されていた場所は名残があり、

弾薬庫はなんだか今でもある種の恐ろしさがあり、

弾薬を運んだトンネルやそのルートには、

いかにもの雰囲気があり、

当時を想像し体感しながら見る・・・




idocyu (2).JPG
山中を移動2



何とも濃密な時間。

そこに身を委ねると、

タイムスリップする感覚もありました、、、




sanngennyahodai urate.JPG
三軒家砲台裏手



参加者の年齢層はご年配の方が約8割。

わたしと同年代か少し上ぐらいの方が約2割。




dannyakuko iriguchi.JPG
弾薬庫



驚くのは、

ご年配の皆さんの向学心の高さ。




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弾薬庫の中



中には戦争を体験されている方もいらして、

その時の様子をお話しくださったその内容は、

しっかりと心に刻ませていただきました。




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砲台跡



中でも印象的だったのが、

戦時下に横浜にお住まいだった、

70代後半の方がお話しくださった、

横浜が余りの火事の大きさに、

「空が波打つ」状態にあったというお話。




idocyu (3).JPG
山中を移動3



「空が波打つ」とは、

広範囲の大きな火事の影響で気圧が変化し、

陽炎のようなものが空を覆い尽くす状態なのだそう。




kannsokujyo.JPG
敵艦との距離を測る観測所跡



横浜大空襲で焼夷弾などによる攻撃を受けて、

大規模な火災があらゆる所で発生しそのような惨劇に・・・


ご本人曰く、

その様な光景は後にも先にも見たことがなく、

凄まじい状況下にあったと、、、




cyosokujyo.JPG
潜水艦の音を感知する聴測所



また第二次大戦中米軍は、

戦後に横須賀をそのまま利用しようと考えていたため、

この地域には爆撃は極力行わず機銃掃射による攻撃をしていたそうで、


二人乗りの戦闘機が、

パイロットの顔が分かるほど低空飛行し、

動くものすべてを攻撃、、、


お話下さった方も、

実際にそうしてパイロットの顔を見たことがあり、

一生忘れる事は無いと仰っておりました、、、




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山中から見る浦賀水道



ご年配の皆さんは、

こうして私達後輩に史実を伝えるとともに、

更なる知識を蓄えて、

ボランティアガイドに役立てようとか、

客人にもきちんと説明が出来るようにしておきたいと、

このツアーに参加なさっており、

その志の高さに感服致しました。




uragasuido (2).JPG
浦賀水道



今回写真でもご紹介しましたように、

砲台跡、弾薬庫、観測所、聴測所など、

多くを探索しましたが、




kannnonzakitodai.JPG
日本最初の西洋式灯台・観音崎灯台



この観音崎砲台ガイドツアーの魅力は、

史実に基づき砲台や要塞のことを学ぶことと同等に、

人生の先輩のお話を直にお伺いすることが出来るところにもあるのだと、

日中の暑さから解放されてこの文章を書きながら、

改めて感じるのでありました。




todai.JPG
観音崎灯台最上階から



ご興味おありになる方は、

機会を見つけて是非に。

価値は大きいと思われます。




keikyu.JPG
帰路の京急鉄道





posted by tetsu at 23:01| Comment(0) | 趣味
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