2013年01月09日

新体操の女王引退。

新体操の女王として君臨した、
ロシアのエフゲニア・カナエワが引退を発表・・・

また華麗な演技を見たかった。

そう思う一方で・・

背負ってきた重い荷物を降ろさせてあげたい。

そんな気持ちにもなりました。


エフゲニア・カナエワ。

ロシア出身の22歳。


主な戦績

ロンドン五輪、北京五輪、個人総合金メダル

新体操世界選手権 
2011年、2010年、2009年、個人総合 1位

イオンカップ世界新体操クラブ選手権
2011年、2010年、2008年、個人総合1位


まさに新体操の女王。


kanaewa1.jpg
2012年イオンカップパンフレット


思いだすのはMCを務めさせていただいた、
2011年のイオンカップ世界新体操クラブ選手権。

新体操という競技に、
初めて触れさせていただくきっかけとなったこの大会でしたが、
そんななかでも、一目見て他とは一線を画す、
圧倒的なパフォーマンスは今でも忘れません。

ダイナミックさ、繊細さ、強さ、しなやかさ、
妖艶さ、感情表現、手具を扱うセンス、メリハリ・・

どれをとっても超一流。

それらを抜群のプロポーションと美貌から繰り出すと、
観衆はあっというまに魅了され、
エフゲニア・カナエワの世界に心酔してしまう・・

まさに新体操をやるために生まれてきたようなひと。

そんな彼女を天才と呼んで、
はばからないひともいるかもしれません。

しかし日々の節制を含めた、
想像を絶する努力あってこそだと思います。

2011年のイオンカップのとき、
実はカナエワさんは少しふっくらしていました。

ふっくらといっても彼女のなかでのふっくらなのですが、
その際、解説の山崎浩子さんから伺った話で印象的だったのが、

「 少しの油断でも余分なものがついてしまうので、
  日々の節制は相当なもの。
  その生活は20歳そこそこのうら若き乙女にとっては、
  大変なことなんです。                  」


というお話し。

そりゃ甘いものを食べたくなるときもありますよね。


本人も「食べすぎてちょっと太っちゃたの。これから痩せるわ。」と
コメントをしていらっしゃいましたが、
それでも当然のように優勝しました。

2012年のイオンカップでは来日はされてましたが、
怪我のため出場ならず。
その素晴らしい演技を見ることは出来ませんでした。

彼女の登場を心待ちにしていた
多くの新体操ファンの皆さんが残念な思いをし、
だからこそ、今年のイオンカップでの晴れ姿を、
期待していらしたと思います。

ですから引退を残念がる声が引きも切らないでしょう。

もちろんわたしもその一人です。

けれども・・・

ジュニアの頃から頭角をあらわし、
国や世界中のファンの期待を一身に集め、
青春時代もなにもなくすべてを新体操に捧げてきたその日々に、
ピリオドを打たせてあげたい・・
そんな気持ちになるのも一方では本当のところです。


出場ならなかったことへの悔しさなのでしょう。
昨年のイオンカップ終了後に人知れず涙を流していた彼女・・

新体操を愛する気持ちは計り知れません。


ロシア新体操連盟副会長の任につかれたそうです。

その人柄とキュートな笑顔で、
世界に誇った技術を気持ちを競技愛を、
後進に伝えてくれることでしょう。


kanaewa2.jpg
2011年イオンカップパンフレット


posted by tetsu at 23:56| Comment(0) | 思うこと
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