解説:白井勝晃さん/実況:高森てつでお送りして参りました
「第5回横浜カップジュニア体操競技選手権大会」は、
5/31(日)19時〜20時クラスWが最後の放送となりました。
東京五輪への期待もかかるジュニア選手達の奮闘を
お届け出来ましたこの機会はとても勉強になりました。

昨年に引き続き実況を担当させて頂きましたこの番組。
5/1(金)〜5/15(金)は男女クラスV
(高校生以下中心)
5/16(土)〜5/31(日)は男女クラスWの模様を放送。
(高校生中心)

鶴見ジュニア体操クラブと言えば、
2013年の体操世界選手権アントワープ大会のゆか王者である、
白井健三選手を輩出した事で一躍名を知られるようになり、
その代表を務められているのがお父様の白井勝晃さん。

そんな白井さんが、
5年前に横浜ジュニアカップを創設された訳ですが、
その理由は、地域貢献、青少年の健全育成が
ベースにあっての事だと強く感じます。

スポーツは「静」と「動」の競技に大別されます。
そんな中で「静」の競技の代表格が体操だと言えます。
「静」の競技は独特の間合いと緊張感が大きい。
体操も例に漏れずそうで、
選手が本番の舞台で決めに行く時のあの精神性は、
まるで「居合い抜き」の様だと感じます。

そう考えると、
武士道にも通じる居合いのような精神性がある体操競技は、
青少年の健全育成に良いのは基より、
そもそも日本人に向いているのだろうと感じたりも致します。

横浜カップは昨年の第4回大会では、
カナダのチームを招聘するなどし、
グローバルに展開しており、
今後も益々それに拍車がかかると思いますが、
ベースにある青少年の健全育成という部分を、
常に全うしようとなさる白井さんの姿勢に、
感銘いたします。

世界で勝てる男「白井健三」は、
鶴見ジュニア体操クラブの代名詞ですが、
そんな選手を輩出した最たるものは、
健やかな精神だったのだと、
お仕事をご一緒させて頂く毎に、
感じるのでありました。