ジョン・タトゥーロが監督・脚本、
ウディ・アレンとジョン・タトゥーロがW主演!
ほんのり温かくてオシャレで小粋なこのコメディー。
すご〜く良かったです。

なんでもジョン・タトゥーロとウディ・アレンは床屋が一緒で、
それをきっかけに共演する事になったのだとか。
すごいなそれ。
ウディ・アレンが自身の監督作以外に出演したのは14年振りですって!
それほどまでに彼がこの作品の脚本に惹かれたとも言えます。
かんたんにストーリーを。
ニューヨーク・ブルックリンで古書店を営む、
ジョン・タトゥーロ演ずる男。
しかし経営が立ち行かなくなり泣く泣く店をたたんでフリーターに。
生花店でアルバイトを始めた彼のところに、
長い付き合いのウディ・アレン演ずる悪友?親友?が訪れ、
タトゥーロ演ずる男にある話を堰を切ったようにはじめる。
それとは「ジゴロのすすめ」
びっくり(笑)
子沢山でわりと家計が大変なウディ・アレン演ずる男が、
シャロン・ストーン演ずる、
主治医で訳ありの皮膚科・美人女医から、
「こんな男がいたら雇うから」と耳打ちされて、
ピンと来たのがジョン・タトゥーロ演ずる男だった訳です。

けれども・・・
この手の話でも、
ジョン&アレンの手にかかると、
さらっとお洒落に、人肌程度の心地良さを携えて、
小粋なコメディーに仕上がって行くんだから、
センスだよな〜って思います。
大人が楽しめる映画です。
W主演のお二人のシニカルなやりとりはもちろん、
ブルックリンの街並みも、
全編にわたって流れるジャズの名曲も、
長い髪をバッサリ切ったヴァネッサ・パラディも、
久しぶりのシャロン・ストーンも、
ぜ〜んぶ良い。
コーヒー片手にゆっくりと作品と過ごした時間は、
とても豊かなひと時でした。
映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」公式サイト
http://gigolo.gaga.ne.jp/